2018年08月07日

天国からのサプライズ

 今日という日はさくらの未来において歴史を振り返る時、3度目の記念すべき1日となることでしょう。
1度目は15年前のあの日
佐々木正美先生と一緒にノースカロライナ大学TEACCHセンターを訪れ,TEACCHという素晴らしい理念をご紹介いただいた日。あの感動が私を突き動かしその後の15年一度もぶれることのない情熱をさくらこどもセンターに注いできました。

2度目はエリクソン校の開校記念日。
佐々木正美先生がさくらこどもセンターをご視察下さり、TEACCHの理念に立つ素晴らしい学校であるとお言葉を下さったあの日。

そして今日が私にとってさくらにとって3度目の記念すべき日となったことを皆様にお伝えしたいと思います。

 私の今回の渡米の最大の目的はノースカロライナTEACCHセンターに直接感謝を伝えることでした。
亡きショプラー教授がTEACCHの理念を生み出して下さったこと、そしてショップラ―教授と友であった佐々木正美先生の多大なるお力によって、遠い日本の地にいるさくらの子ども達、数えきれない日本の親子が救われたことへの感謝をどうしても伝えたいと思いました。

余りにもお二人から頂いたものが大き過ぎて「Thank you」の一言では感謝を言い表すことができません。
どうしたら私のこのあふれる思いを伝えることができるだろうかと考えました。
そこで教えを実践してきたさくらの今の姿とさくらの子ども達の幸せな笑顔をお見せすることこそが、どんな説明より最も感謝を伝えられることではないかと思い、さくらこどもセンターの冊子を英語版に翻訳し、日本語版と英語版の両方をスーツケースに詰めて旅立ちました。

15年ぶりのTEACCHセンターは私が訪れたあの日と全く変わらぬ指導と、愛に包まれた子どもたちの笑顔と、プロフェッショナルと優しさを併せ持つスタッフの姿がそのまま息づいていました。

良いと言われるものの真髄に流れる真理はいつになっても変わらないということです。
変える必要がないということです。
何十年経ってもなお変わらない理念がいかに研究され精査を繰り返された上に立証されたものであるのかを改めて知らされました。

ショップラ―教授の教えと意志は、現在のセンター長であるジョイス・ラム博士に引き継がれていました。
ジョイス・ラム博士は女性です。
何と15年前のあの日、直接私たちに講義とTEACCHの診断検査(PEP)の指導を授けて下さった博士でした。

果たして博士は快くさくらの冊子を受け取って下さるだろうか、上手く感謝を伝えることができるだろうかとドキドキしながら、ずっと心の中で佐々木先生に「お力をお貸しください!」とお願いしながら遂に博士の前に立ちました。
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さくらの冊子をお見せするや否や「ワオーワオー」の称賛の声です。子どもたちの写真や教材の写真を指差しされながら「ありがとう!ありがとう!」と言って下さいました。近くにいた先生方も集まり称賛の歓声に私は包まれました。
ああ渡せた!喜んで下さっている!
日本で実践してきたことをこんなにも喜んで下さっている!
ああよかった!伝えられてよかった!!
旅の目的が叶いました。
心の中で佐々木先生ありがとうございました!!と大声で叫んでいました。
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ジョイス・ラム博士と他の先生方は冊子に写る佐々木正美先生のお顔を見つけられると感慨無量の表情と哀悼の表情をお見せになっていました。
私はこの瞬間そばに佐々木先生が見守っていて下さったと感じました。
なぜなら私は更にサプライズのプレゼントを受け取ることにもなったからです。

TEACCHセンターを率いるジョイス・ラム博士と友情を結ぶことができたのです。
発達障がいを持つ子どもたちが幸せになることを我が人生の喜びとして生きる者同士であることを確認し合い、手を取り合えたのです。
家族の一員であると言って下さいました。これはとてつもなくすごいことなのです。
ジョイス・ラム博士と私が友情を結べたこの軌跡は、佐々木先生が下さった天国からのサプライズプレゼントです。

その夜のレセプションの席で、私たちは互いが関わる子どもたちの成長を伝え合うことを約束しました。
そしてTEACCHセンターが世界の子どもたちの幸せにさらなる貢献をされるよう、さくらもその一助を担うことを約束しました。
私の恩返しでもあります。

これから先の15年、また素晴らしい目標ができました。
いよいよさくらが世界とつながります。
これも私の描いてきた夢の形です。
楽しみがスタートします。
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posted by midori at 14:45| 日記

2018年07月01日

天国からのテレフォンコール

仕事終わりの夜、携帯が鳴った
画面を見ると佐々木正美先生の文字
佐々木先生!!

もしもし!
あー懐かしいお声です。
佐々木正美先生の奥様です。
『明日の主人の命日にNHKおはよう日本で主人のことが取り上げられるんですよ。
そのことを緑さんにお知らせしたくてね』
私のことを気にかけて下さった奥様の優しいお声に、耳に遺る佐々木先生のお声が重なり胸が熱くなりました。

『緑さん頑張っていらっしゃるわね。ずっと主人についてきて下さったものね。人生をかけてできる仕事に巡り合えることはなかなかないことよ。幸せね。』とお母さんのように優しく包み込んで下さいました。

翌日の朝テレビを拝見しました。
夜には録画を主人と一緒に拝見しました。

深くて温かくて
感謝があふれてきます。
私たちに子どもへのまなざしを教えて下さったことに。
50年前に自閉症教育を日本に伝え広めて下さったことに。
50年前の佐々木先生の一歩が日本中の親子の幸せを守っています。

主人と私も幸せな人生の歩き方を教えて頂きました。
幸せに闊歩する両親の姿を見て、娘や息子達もいつの間にかそれぞれの力で幸せな道を見つけています。
それも佐々木先生に出会えたからこそつながった幸せです。
主人と共にこの与えられた奇跡の意味に静かに寄り添いました。

佐々木先生の一言、一文は限りなく優しく私たちの心に沁みていきます。
なぜ沁みていくのでしょう。
なぜならその一言には集約された佐々木先生の深い思いがあるからです。

優しさの極みはご自身の人生に対する誠実なお姿から生まれてくるのだと感じました。
厳しいほどの誠実なまなざしから生まれる言葉と行動だけが人を救うことができるのだと教えて頂いた気がしています。

今なお天国からのテレフォンコールを私につなげて下さる奥様に感謝です。
1年ぶりに先生にお会いできました。

15年前に先生とご一緒したノースカロライナTEACCH研修に来月参加してきます。
さくらこどもセンターの冊子の英語版を急ピッチで作成中です!
ショップラ―教授のご霊前に手を合わせ、メジボフ教授に日本でもこうして頑張っているさくらの親子がいることをご報告してきますね。
喜んで下さるといいなあと思っています。
posted by midori at 08:18| 日記

2018年06月11日

赤毛のアンの世界

さくらでは恒例サマースクールの工作準備がスタートしました。
昨年は色とりどりの気球を作りましたね。
今年もまた先生方がアイデアを出し合い考えています。
キャー可愛い!!こども達喜ぶね〜
夢が膨らむ試作品が出来上がっていきます。

私もお手伝いをと思い、工作に用いる材料を探しに出かけました。
ちょうど昨日は神戸で素材博覧会が開かれていたので早速早朝より行ってきました!
ネイルアートに使う材料が可愛く、こども達の工作に利用しようと仕入れてきました。
ふっ!と吹いたら飛んでしまいそうな小さなパーツですから、こども達にそっと扱うことを教えながら、キラキラ光る小さな世界を味わってくれたらと思います。

博覧会には日本全国から手仕事を楽しむ人々が集まり、ブースごとに様々な手仕事が紹介されていました。
糸を紡いだり、木を彫ったり、どのブースも作品を仕上げるまでの穏やかで夢のある時間の流れが伝わってきます。

遥か昔の新婚時代から我が子達が小学生だった頃までは、赤毛のアンの世界に憧れていました。
パッチワークに手作りケーキ・・・こども達が寝静まると針を持って明け方まで没頭したこともありました。
懐かしいな〜と思いながらブースを眺めて巡る私の腕の中には羊毛の毛糸が持ちきれないほどになっていました。

仕事オンリーの私ですが・・・乙女心は残っていたようです。
こんな手仕事の中に埋もれていたい!と昔の私が騒ぎ出しました!
いつそんな時間があるの?と内なる声を無視して、さっさと両手に持ちきれない材料を買い込んでいました。

買っちゃいました!買っちゃいました!
いつするの??原稿も仕事も山積みですけど!!
わからないけど買っちゃいました!
赤毛のアンの世界の扉は20年ぶりに開いてしまいました。

とんと近くが見えなくなった目で早速作ってみました。
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あ〜幸せな時間でした。
元気が湧いてきます!
羊毛の機織りが欲しくなっちゃいました黄ハート


posted by midori at 07:59| 日記