2018年03月15日

さくらこどもセンター そのはじまり

40歳の若さで逝った最愛なる兄
「さとくんはいい子だから」その言葉を残して逝ってしまった。

幼いころから私は片時も兄のそばを離れたことがなかった。
兄のすることを真似し、兄の行くところに行った。だから私はお人形で遊ぶ事はなく兄の自転車の後を追いかけて走り、兄の探検について野山を駆け回る女の子になっていった。

兄は私に本当の優しさを教えてくれた最初の人でした。
なんでお兄ちゃんはこんなに心がきれいなんだろう
なんでお兄ちゃんはこんなに優しいんだろう
なんでお兄ちゃんはこんなに人を疑わないんだろう
幼心に私にはできない、お兄ちゃんは神様みたいと思ったことがありました。

「からすのあかちゃんなぜ鳴くの〜」と歌えばからすの赤ちゃんを思って母の背中でぐすんぐすんと泣く子どもだったとよく母が話します。
20代をアメリカで暮らした兄は私に世界の大きさを教えてくれました。
帰国したスーツケースの中に見つけた1970年代のミュージックテープは思春期真っ只中の私を草原に放たれた鳥のように開放してくれました。
兄に初めてパキスタン人のガールフレンドができた時、嬉しそうに写真を見せる兄にさみしさを覚えたのを思い出しますが、戦争で両親も親戚も戦死しアメリカに渡ってきたのだと話していました。どれほど自分たちが恵まれているのかを両親や私たち妹に話して聞かせてくれました。
亡くなる5年前に兄はスリランカに学校を建てました。

最後まで優しく生きた兄が遺した最愛の息子さとくんを私が引き取ったその日から
私のさくらこどもセンターは始まったのかもしれません。
さとくんは自閉症スペクトラムを持つ8歳の男の子でした。
そして兄の遺した言葉通りいい子です。

さとくんを育てる日々は私にたくさんのことを考えさせてくれました。
こんな先生がいてくれたらいいのに・・・
こんな学校があったらいいのに・・・
こんな社会になったらいいのに・・・

私が感じたたくさんの「あったらいいな」をこの15年ひとつひとつ形にしていったら、さくらこどもセンターができました。
さとくんと出会い、その後出会ったたくさんのこども達とお母さんから教えられた「あったらいいな」が今も進行形でさくらこどもセンターを育てています。
出会った子どもの数だけ、そしてこれから出会う子どもの数だけ「あったらいいな」が増えていきます。

兄がくれた優しさのプレゼント
私の生きる道しるべ
私はあなたの妹で幸せでした。ありがとうお兄ちゃん。

今やっとあなたとの別れを受け入れられた気がします。
永久に別れのない事も感じた気がします。
私があなたから頂いた優しさのバトンをつなげられる様にずっと傍で見守って下さいね。
さくらこどもセンターが優しさの花束をたくさんのこどもたちにプレゼントできますように。
posted by midori at 07:11| 日記

2018年02月19日

ママとパパの居場所にな〜れと願いを込めて黄ハート

さくらこどもセンターにはお子さんの居場所は勿論お母さんの居場所もあります。

話すことで楽になれることがあります。
聞くことでヒントをもらうことがあります。
ひとりじゃないって思えたら元気がわいてきます。

「ひとりで抱えれば悩み 話せば笑い話」
本を読んでいたらこんな言葉を見つけました。
ほんとだなと思いました。

さくらの待合室では時々大きな笑い声が渦巻き、お母さんたちの笑い声が子どもたちの学習室にまで聞こえてきます。
笑えるっていいですね。

もう一つ素敵な言葉を見つけました。
『私より、私たちで、生きよう。』
心があったかくなりました。

未就学児のママパパの居場所になれますように『グリーンハウスの日』(毎月第2火曜日)
小学生以上のママパパの居場所になれますように『オレンジハウスの日』(毎月第3火曜日)を開設しています。
お会いできますことを楽しみにお待ちしております。

はじめての方はメールでお申し込みくださいませ。
info@kids-school.sakura.ne.jp
大丈夫の花束をあなたへ贈ります。
posted by midori at 18:33| 日記

2018年02月01日

私って変わってる!?

私は人の話を聞くのは好きだけれど
そもそもしゃべるのはあまり好きではない
好きではないというより皆さんを楽しませるほどの話題が思いつかない

なぜか??
私は変わっているらしい。
私の思いつくことは誰もが思いつくことかと思っていたが、どうやら違うらしいということを最近指摘された。
どこからそんな考えが浮かぶのか?とか見ているところが違うと度々言われる。
だから私はしゃべると面白いから話がしたいとよく言われる。
興味深いらしい。
誰もが思いつかないことをするのだと言われる。

興味の対象や見方が一般的ではないということのようだ。
確かに極端にマクロで物事を見たり、極端にミクロの目で見ていたりする。
10年後を延々考えていたりする。
過去は1時間前のことも忘れてしまったりする。
記憶にないわけではないが終わったことは興味がなかったりする。
だからか人と話すとき話題に困ってしまう。

最近面白い性格診断を自分にしてみた。
近しい人々にも同じ性格診断をしてもらった。
誰もの結果がその人となりを当てていて面白かった。

自分と同じような性格要素を有する人がどのくらいの割合で存在するかという数値も示されているのだが、その数値が全くもって驚くものとなった。
私がこの人は変わっているよね!と思っていた友人でも世の中を探せばその人と同じような性格要素を持っている人は数百人に一人はいるという結果になった。
私は・・・と言うと2万数千人に1人。
私のほうが断然変わっているらしいという結果だった。
私と同じような性格を持っている人はそれほどにいないということが判明してしまった。
だからなんだ。
これまでよく似た人に会ったことが無い。
友人はたくさんいるが自分と似た人はいない。
やっぱり希少な人間なのかもしれない。
普通ではない?らしい。
そんな私は毎日たくさんの人と接する仕事をし、時には講演をし、しゃべることを仕事にしているのにも関わらず、人と話すことは苦手だ。
仕事に関する専門の話は尋ねられれば1日中でもしゃべることができるのだが、たとえ仕事の話であっても、自分が中心になって自ら話をし続けなければならないのはかなりのエネルギーを消耗してしまう。

1月2月は仕事柄1年で最も人と話をしなければならない月となる。
かなり疲れている。
数日前から風邪で声がかすれついに今日は・・・エネルギー切れ!!
さくらの休校日なので午前中は家でたまった事務作業をしていたが、このまま1日家で過ごしては精神状態宜しくないと感じ、一人家を飛び出した。

どこ行く当てもないのに・・・そんな時はとりあえず車に乗り込みます。
1つ目の信号を右にハンドルを切るか左にハンドルを切るかは勘に従います。
どっちへ行ったら良いことありそうかなと。
そして2つ目の信号も同じように勘を頼りにハンドルを切ります。

今日は神戸方面へ行くことになりました。
途中六甲山が雪化粧してとっても美しく、絵の具を持っていたら路肩に止まって絵を描きたいなと思いながら車を走らせました。
六甲山トンネルを抜け海の方向に走らせながら、さてどこへ行こう?
神戸に向かったのならオフィスで仕事をしようか?
いやいや今日は体も頭も休めた方がいいだろう。

北野坂に行くことにした。
何年か前に1度だけ入ったことのあるフランスの雑貨を売るお店に行ってみようかな。
気分転換に雑貨を買いに行ってみようかな。

駐車場に車を入れ、小雨の中を歩くと懐かしいお店が見えてきました。
色鮮やかでフランス映画を見ているような小物が陳列された店先に誘われて扉を開けるとそこはヨーロッパの香りとルーブル美術館の絵画を彷彿させる可愛くて素敵な品々が並んでいます。

ストレスが溜まっていたのでしょう。たっくさん買い物しちゃいました。
カウンセリングルームの円形テーブルに掛けるラベンダーの描かれた優しい色合いのテーブルクロス、ミモザが刺しゅうされた円錐型のタオル、寒い冬に暖炉の部屋にいるかのようなほんわかとする刺しゅうのクッションカバー、アフリカの女性が手作業で作り女性の地位向上の願いを込めて製品化されたアルガンオイル、そして私の必需品であるノートパソコンを持ち運ぶためのショルダーバックを買っちゃいました。
久しぶりのお買い物に満足した頃いっぱいいっぱいになっていた心も頭も元気を取り戻してきました。
お店の女性がこのお店の隣のフレンチレストランは同じ経営なので、コーヒーをご馳走しますと誘って下さいました。
お言葉に甘えご馳走になることに。

私の大好きなレッドを基調としたフレンチレストランです。
30年以上前に一度だけ行ったフランスのマキシム ド パリを思い出します。
コーヒーを運んでくださったフランス人の男性が私を見ると「あっ 覚えていますよ!お店のオープンの日に来てくれたお客さんですね。あの時アルガンオイルを買ってくれましたよね」
まさにその通り。私も彼を覚えています。アルガンオイルがアフリカの女性を支援するものであることを教えてくれたのも彼でした。
再会を喜び記念写真もパチリ。DSC_0332.jpg
私の仕事の話をすると彼は近くに会合のできる部屋があるから是非そこでお母さんたちに自閉症の話をしませんかとありがたい言葉を掛けてくれました。
「日本人は困っていても人になかなか心を開いて話さないから、もっとみんなで話した方がいいよね。僕がお母さんたち集めるから会を開こう!
そうだ!今そこのテーブルに三田の大学で教えている僕の友達がいるから紹介するよ。」
トントンとお店で話が盛り上がりました。
関学で都市工学を教えておられるアフリカ人の工学博士の先生です。お話しするとアフリカの子供たちのためにアフリカの学校を支援されているとのこと。
さくらで蓄積した経験がお役に立てるなら是非アフリカのお母さんたちとも繋がりたいと伝えました。近いうちにもう一度お会いしましょうと名刺を交換して別れました。

家を悶々として出てからほんの3時間の間の出来事。
フランスとアフリカにピョンと行ってきたような新鮮な空気が私を包み、一気に元気いっぱいになり同時に様々なイメージが膨らみわくわく感が地球を何周も駆け巡っています。

これが私が変わってると言われるゆえん。2万人に1人と判定されるゆえん。
サプライズが嬉しくて、感動に包まれながらそのままお店のテーブルでブログを書きたくなりました。
そしたらその姿を写してくれました。DSC_0336.jpg
今日はいい日だったな。
posted by midori at 22:40| 日記